フリーランスのブログ

フリーランスとしての10年以上の経験で学んだことの記録。

誰でもできるせどりから始めたフリーランス

単純で手軽なビジネスから始めた

私は現在は主にWEB系のフリーランスですが、そこに至るまで色んなビジネスをして生きてきました。
( せどりを含め、色んな許可、資格が必要なものもあると思うのですがそこは検索すれば正確な情報を見ることができると思うので割愛したいと思います。)

個人事業開始時は学生だったということもあって、ほぼ何も考えずネットオークションのせどりからスタートしました。 当時の私の「せどり」というビジネスは原始的かつ非効率かつ非生産的なものであって、ただ稼ぐ為の手段でしたが、ビジネスの基本を学べたと思いますので参考になればと思います。

余談ですが、当時情報系の大学に通っていましたが、実際にビジネスに生かすことで初めてプログラムの有用性に気が付くきっかけにもなりました。
プログラムは基本と特定の作業の役に立つものだけと絞って考えれば短期間で身に付けられますので、是非身に着けることをオススメします。

最も簡単なビジネス「せどり」について

せどり」ビジネスは安く仕入れて高く売るただそれだけです。 しかし具体的には価格差が高くなる条件、商品を見つける工夫が必要になる上に、以下の人件費、間接コストが掛かります。

  1. 資金調達
  2. 商材を探す
  3. 収益計算(在庫管理コスト、流通量、商品相場の確認と安定性)チェック
  4. 問屋等への発注
  5. 商品説明、写真撮影
  6. 出品
  7. お得意様への宣伝、広告など
  8. 客とのやり取り
  9. 発送
  10. モールへの手数料

重い人件費と間接コスト

安く仕入れて高く売るだけではありますが、例えばヤフオクやメルカリ等で3000円で売れる商品を1000円で仕入たとしても 間にはシステム手数料(300円)、梱包量(100円)、人件費(1時間)が掛かりますので、自分で全ての作業をしたとしても数多く商品を回転させなければあまり儲かりません。
数多く商品を扱えば、商品相場の急落、在庫補完コストなどのリスクを抱えますので作業効率の向上は不可欠になります。
悪い例では古物、古着などは1点もので写真などの使いまわしが出来ない分、更に利益率が落ちることになります。せどりは、発送の時間以外、スケジュールを組みやすいので、時間を余らせていてビジネスを思いつかず、少しでも稼ぎたいと思う人はよいかもしれません。

業務の足を引っ張るボトルネックから改善する

コスト削減はまず最も効率的でなく負担になっており、改善が手軽なものから行います。 最も人件費がかかるものは利益の上がる商品の調査ですが、改善が手軽ではないので、私は商品リスト収集と利益率の計算式だけ用意しました。

お金がかかるので、費用対効果があえば在庫の保管、発送に関してなどを代行してくれる業者、Amazonフルフィルメント等を利用する手段の1つです。

商品説明は共通で利用できるテンプレートを用意し、写真の撮影はカメラをWifiで接続できるものを使い、転送と直後に自動加工できるソフトなどを利用します。
商品の新規出品は出品ツールを使い、まとめて出品を行います。

在庫のある商品の再出品はメールの受信をトリガーにして自動再出品を行い、その他、人が行わなければ難しい作業は外注するという形です。

余談ですが、仕入に関しては外注すればそのままそっくり同じビジネスを開始される恐れがあるものなので、自分で行い、余裕があれば利益率大きい商品を探してくるプログラムを作るのが良いでしょう。

仕入→入金→仕入サイクルを高速化させるが

売れた額だけ仕入に使っていた当時の私の失敗は、在庫の商品相場の安定性を見誤ったことでした。管理する商品数が増え、棚卸資産がどんどん上がっていくことに満足していましたが、それが油断を生むことになります。

自らの時間を使って流通量や相場チェックを行えば 完全には管理しきれなくなります。また、外注すればコミュニケーションに時間が掛かることも馬鹿になりません。結果として利益率の低さと楽しさ感じられなくなった私はせどりを辞めネットショップのツールを作ることに専念するようになりました。